人生限界録

つらつらと書きたいことを書きたいときに書きます。

【オタクvs美容院】

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オタクは美容院がとにかく苦手である。「オタク」と言うと主語がデカく感じてしまうかもしれないが、私の知る限りでは、美容院が好きだと言うオタクは見たことない。

 

それもそのはず、文化圏が全く違う空間に行くのである。ただ髪を切りに行くだけなのに。普段から部屋の片隅で、陽の光を浴びることもなくただずっとにやにやと薄汚い表情でスマートフォンを眺めているだけの日常を送る我々が入っていい場所なのであろうか?オタクキモスギ罪の刑が執行され、店内にいる人間から袋叩きに合わないだろうか?

 

その伸び切った頭髪が視界を塞ぐ度に、そしてそんな煌びやかな空間がその視界に入る度に、そこに入らねばならぬ疑問と恐怖心がふつふつと湧き上がってくるのである。

 

だがしかし、何故ここまで恐怖に怯えなければならないのだろうか。

 

私はただ髪を切るだけなのだ。オタクであることより、髪を不清潔に伸び散らかしている方が良くないのではないだろうか?

 

 

流石にいつまでも歳不相応な髪型にしているのも憚られるので、意を決して普段使っている千円カットの店ではなく美容院へ行くことにした。

 

 

〜〜

 

というわけで初めて美容院へ行ったのが10月頃の話。長々と綴ったが久々に太宰治ふうの気取った文章を書きたくなっただけでした。申し訳ない。

 

美容院といっても若い人がやっている陽の者が集いし場所みたいな堅苦しいところではなく、近所にあるなんかいい感じの美容院に入ることに。

 

といっても初めて入る美容院。流石に袋叩きに合わないということは分かっているが不安である。あまりにも怖かったので行く前に友人に「どうすればいいの?」と聞くと「なんか写真でも見せて「こうしてください」って言えばいいよ」ということだったので、椅子に座る前に「こんな感じで」と写真を見せ、カットへ入りました。

 

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※見せた写真のイメージ

 

 

カットしてくれたのは優しそうなオジさん美容師。切る前に「前髪の長さは〜」「襟足は〜」と色々言ってましたがよく分からなかったので全部「いい感じにお願いします」で流しました。

 

 

そこからは美容師のオジさんに任せて、私は目を閉じて寝てました。

この時期仕事が忙しくて右も左もなかったので眠くて眠くて仕方なかったんですよね。切ってる間暇だし体力も限界に近づいていたので髪を切られながら爆睡していました。

 

 

そこから1時間くらいが経過して……。

 

 

「以上になります〜」

 

シャンプーが終わり顔を上げるがよく見えない。当然、メガネ外しているから鏡の中を確認できないのである。まあ、アタシが髪を切ろうと美少女だということには揺るぎないんですけどね、とメガネを受け取ると、当然鏡の中には美少女が。

 

ふーんやっぱりね、とカットしてもらった髪を触ると……。

 

 

ジョリ…

 

 

 

 

 

 

 

耳の上の髪がない……

 

そのまま手を首元に持っていくと……

 

 

ジョリ…

 

 

うなじの毛もない……

 

 

オジさん「お客さまは全体的に毛量が多くて膨らみやすくなってるので、ブロックを入れて刈り上げました」

 

 

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああああ!!!!!!!

 

 

2ブロ処女、喪失。

 

 

別に職場で禁止されてる訳でもないのでいいんですけど、純粋に髪の毛を刈られたことに驚きを隠せませんでした。ヤバいよ。だって寝てたら髪無くなってるんだよ?怖いでしょ普通。

 

 

でもよく見たら見せた写真通りいい感じに可愛く纏まってたので大満足。頭も軽くなったし便利になりました。

 

 

しかしその後職場で「あー!せんどうブロック入れてる!!!!!!!」と言われる度に「寝てる間にやられたんですよ!!!!!!!」と言い訳をするようになったのは別の話。

 

 

話も聞かずに寝てたせんどうが100%悪いです。

 

 

皆さんも美容院に行く際はどうしてもらいたいか写真を見せて、その後はそれだけで安心しないでちゃんと話を聞いて、寝ないようにしましょう。

 

ちなみにせんどうはこの後同じことを美容院で2度やらかしました。

 

 

 

おわり