【デュエマ】殿堂発表の時期に感じる違和感
ブライゼナーガ。お前は何故……
とうとうミラダンテが逝ってしまいました。お疲れ様でした。
てなわけで、つい1週間ほど前にデュエマの方で制限改訂がありました。
で、この「デュエマの殿堂のかけ方」について違和感を感じることがある訳なんですよ。
その違和感とは……。それを話すにはぼくのデュエマ歴を話した方が早いかもしれません。
ぼくがデュエマを始めたのは革命ファイナル編の終わり頃、ジョーカーズがまだ存在せず、シールドブレイク処理が1枚ずつの頃でした。
きっかけは、バイトの先輩(dmp)とデュエマの話になり「まだボルシャックNEXって強いんですか?」と質問したのが始まり。
先輩から教えてもらったのが「NEXミラダンテ」デッキ。へーまだ昔のカードも戦えるんだー、と何となく考えていたところ、先輩からバルキリールピア(当時1000円)とスクランブルチェンジ(当時500円)をほぼタダ手渡され、退っ引きならない事態になったのが始まりでした。
右も左もわからないままとりあえずパーツを集めてデッキを組んで、あれよあれよと練習して大会に出ているうちに、なんと始めて半年足らずでフェス優勝。その月にあったCSではベスト8。めちゃくちゃ嬉しかったです。
で、その時の構築がこれ。
そしてこのCSの1ヶ月後に発表された殿堂発表がこれ
バベルギヌス。お前は何故(違)
モルネクがブンブンしていたせいでスクチェンと一緒にせんどう式NEXミラダンテはデュエマの歴史の闇へと葬り去られたのでした……(この後リペアを重ね某ブックの動画で店長をボコボコにしたのは別の話)
デュエマ初心者故にその頃はリペアの方法がわからず、デュエマ辞めよっかな〜と思っていたところ、ナッシングゼロの再録の知らせが。
急いでニヤリーゲットを買い、ナッシングゼロ本(コロコロ)を4冊予約して、ルンルン気分でジョーカーズ を組みました。以後NEXミラダンテと共に長い間お世話になるデッキとなりました。
なんだかんだでジョーカーズも練習しフェス優勝なんかして、その年度末の殿堂発表……
裏切り魔狼。お前は何故(違)
ナゼロが殿堂。大好きだった「万太郎3キル」がデュエマの歴史(以下略)
まあ互換カードのマキシマムもあるし、ヅョラゴンも楽しいしいいか。と思っていたら……。
俺が何をしたっていうんだ。
その間にも、サブで作っていたデッキがいくつも殿堂の餌食になり、その度に解体を繰り返してきました。
それでもヅョラゴンは強くて、それでも団長は止まらなくて、今回の殿堂発表に至る……。てな感じです。
そこで今回の本題。ここまでデュエマをやってて感じた違和感の正体。「長い間同じデッキを使い続けることができない。」ということです。
そりゃあ、長い間同じカードゲームしてたら環境も変わるんだし追いつけなくなるのも当然やろ、とお思いになるかもしれませんが、環境云々ではなく単純に「レギュレーション内で同じデッキを数年間握れない」ことへの違和感です。
勿論、5cコントロールや赤黒デッドゾーンなど、長い間使えるデッキも多々ありますが、それでも指で数えるほど。
「環境使ってればそんなの当たり前だろ」と言われればそれまでです。しかし、少しカードを差し替えればまだ遊べる、というレベルではなく、この殿堂発表は「環境デッキを完全に行動不能に陥れる」やり方だと考えています。
いい比較例がWS。
WSの制限改訂は基本「選抜制」を取り入れています。例えばこんな感じ。
※バンドリ ‼︎を例に図を作ってみました。
要はコンビ殿堂です。カードの組み合わせが強すぎるから、強いカードの中から何種類かピックアップして、その中の1種だけなら4投できる。といった感じのシステムです。(強すぎるカードは問答無用で禁止になります)
この選抜制があるおかげで、WSではどのデッキでも長い間同じテーマ、同じ構築でゲームを楽しめる環境にあります。バンドリ‼︎もまだまだ戦えます(きらきら型は葬られました)
これは完全にゲームの風土の違いもあると思うのですが、デュエマの「完膚なきまでに環境デッキをぶっ潰す」やり方だと、環境内、環境外関係なく毎回多くのデッキが生き絶え、その結果多くの引退者が出てしまいます。
競技としての在り方、そして新しいカードを売るという考えとしては妥当なのですが、その分手放してしまうものも大きい気がします。
「同じデッキを使い続けたいなんて甘え。嫌なら辞めてしまえばいい」と言われればそれまでです。
ですが、「大好きなデッキを長い間大事に使い続けることができない」というのは、1カードゲーマーとしてなんだか寂しい気がしました。
皆さんはどうお考えでしょうか?
(ちなみにとあるTCGメーカーは、制限カード=欠陥品を生み出した、という結果になるからあまり出したくない。という話もあるそうです。)
デュエマのデッキを解体した後、長年使ってきたWSのデッキを回すたびに思うことでした。