【#火文明祭】火文明の破壊効果についての考察
時は2005年。筆者が小学4年生の頃に遡る。
この年は転生編がスタートし、新たに「クロスギア」というカードタイプが導入された年である。そして、この転生編エキスパンションで環境でも活躍することにもなる火文明シールドトリガー「地獄スクラッパー」が収録された年でもある。
クソガキこと当時の筆者も何とか地獄スクラッパーを1枚手に入れ、そのカードの強さに驚いていたのであるが、１つだけ納得できない疑問が浮かんだのである。
クソガキ「なんでパワー指定の破壊なんだ？」
そう。火文明の呪文はとにかくパワー指定除去ばかりなのである。その他にもある火文明の除去「火炎流星弾」や「グシャット・フィスト」もパワー指定での除去である。
実はこれもスクラッパーと同期。
デュエプレで1000000回打った。
当時、筆者のクソガキ脳の中には最強除去カードと謳われる「デーモンハンド」の存在があった。
このカードとどうしても比較してしまい、なんで火文明のカードには指定無しで除去するカードが無いんだろうと疑問に思うばかりであった。
しかし筆者は当時小学4年生。タッキーと翼が青春アミーゴな時代。ビーダマンの最強カスタムの事しか考えることの出来ない弱い脳味噌ではその答えには辿り着く事が出来ず、とうとうその疑問すら忘れてしまい、時は流れていった。
そして時は流れて2020年。時は令和。インスタに命を賭けたJK達がTikTokでぴえんする時代。筆者もいい加減成人になり、カードパワーとコスト論について少しは理解できる年齢になった。
（16年経ってもまだデュエマしてるってヤバくね？）
（コロコロもボンボンも読んでたみたいだししゃーないよ）
コロコロとボンボンの二刀流をしていたお陰で救いようのないド変態となってしまったが、ここで改めて2枚のカードを比較してみようと思う。
どちらが強いのかに関しては本記事の話題ではないので割愛（答え出しても燃えそうだし）。
性能について見てみよう。
闇文明が「クリーチャーを一体指定しての除去」なのに対して火文明が「範囲指定の除去」である。
では一体どうしてそんな差別化がなされているのだろうか。
イラストを見るに、デーモンハンドは牛さんを奈落の底へ引きずり落としている。かわいそう。
一方でスクラッパーはプレス機に引き摺り込んで圧死させようとしている。とても痛そう。
もしかしてこれは「各文明の殺し方の違い」で変化が起きているのではないだろうか？
デーモンハンドを見るに、闇文明は呪いの力によって相手の生命を奪っている。いわば「呪い殺し」である。死を拠所としている闇文明だからこその力であろう。その他にもパワーマイナスやハンデスなど呪術的な要素を持った効果は闇文明に多い。
対して火文明。火文明の殺戮は単純に敵前突破を目的とした破壊行動だからなのではないだろうか。火文明の超火力や破壊兵器に任せたパワーによるいわば脳筋破壊が行われた結果がこの「パワー指定除去」の所以なのだろう。
火文明のみに与えられた特徴の一つ「ブロッカー破壊効果」もその一部で、戦線への突破口を開くために身につけた戦法の１つだったのではないかと考えられる。火文明、考えていないようで実は色々と考えられていたのである。
いかがでしたか？（クソまとめブログ）
結論としては、「それぞれ敵を殺す手段が違う」から、というところで落ち着いた。だったら木之本桜に恋をしていたクソガキも納得いく筈である。
このようにして、各文明の特徴に合わせて能力を考えてみることで各文明がそれぞれどのような目的を持っていたかという事を読み解く事ができたりする。
この機会に改めてお手元のカードを確認してみてはいかがだろうか？
ちなみにイフリートハンドを見た時も同じことを考えた。多分こっちの方が分かりやすかったと思う（これは焼き殺ししてるからコスト破壊になってる）
