オフショこれしかねえ
前回のあらすじ
職場で事あるごとにオタハラを受けているせんどう。
なんとか新幹線に間に合い大阪に着弾することができたせんどうであったが、
睡眠との闘いであった……
①0回戦
大阪に着弾してホテルに入りすぐ就寝したものの、緊張なのか、極度の疲労感なのか、なかなか寝付けずアルコールを体内にぶち込み就寝。
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酒のお供に見たこの動画、大阪で見るhello osakaは格別でした。
この後アルコールと前日の仕事の疲労で寝坊してしまったらヤバいんじゃないか……。と思いましたが
なんとか起床に成功。
朝食を終え、いざ決戦の地「インテックス大阪」へ!
地下鉄を乗り継ぎ、梅田駅を通過したあたりからDMPらしき集団をちらほら見かけるようになり「これからこの人たちと戦うことになるのかあ」と思いながら電車に揺られていると、見たことある人が……。
(あれ?女性の知り合いなんていない筈だけど、見た顔だなぁ……。あれ?もしかして……)
せ「す、すみません……むーちゃんさんとさくさんさんですか?(挙動不審)(イントネーションガタガタ)(汗だぐ)」
「はい!そうですよ!」
うえええええ!?タレントさんだ!?
むーちゃん!顔ちっさ!目でっか!かわよ!!!
さくさん!めっちゃ美人!!!やば!スタイル良!!!!!
生きていてすみませんでした!!!!!
せ「ちょ、超CSですか?(当たり前だろ)」
「そうですよ~」
「お兄さんもですか?」
せ「は、はいそうですへへ(なに笑ってんだ)」
せ「お、お互い頑張りましょうね(何様だ馬鹿)」
「はい!がんばりましょう!」
神か?????さすがタレント。
有名人やタレントさんは何度も見ているし話もしたことあるけど、やっぱりテレビや公式番組に出ているタレントさんに遭遇すると緊張してしまう。
ってか自分らと一緒で電車移動なんだ……。
というわけで。幸先の良いスタートとなり、、、
会場着弾!!!!!
大会前日、果たして会場までたどり着けるか、そもそも大阪に行けるかとハラハラしてましたが、何とか会場に着くことができました。前も話をしたように身内から「千藤さんはCS出るだけで優勝だから!」と言われてきましたが、まさしくその通りでした。
会場には早めに着いたため、いつも調整なんかを付き合ってくれた午後茶さんとエンカ(ペンを忘れたため予備のペンを渡し救出)したり等し、いざ着席。
一戦目の方に鹿児島からのお土産(ボンタンアメ)を渡し「鹿児島から来たんですよ~」「僕広島からです~鹿児島って遠いですね?!」という会話をしていると開会式に……。
その時、頭の中がスーッと白くなり、色んな思いが巡りました。
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オタク過ぎてインド行き
坂本「やっぱオタクはなにやってもダメだな」
吉川「やっぱダメっすねw」
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知らん奴出てくんな。
「出たから満足」で終わらせない。瞬間的にスイッチが入りました。
②いざ、決戦の時!
一戦目 青魔導具
対戦相手のプレマが新世壊だったもんだから「いや~初手にゾメンザンあったら下に敷いて1ドローできるじゃないですか~」「出来たらいいんですけどね~」「「ハハハwwww」」とか言ってたら本当に2ターン目に新世壊置かれて頭を抱えました。
しかし、西条寺さんから「サムライなら弐天で横を壊せるから大丈夫!走られる前に詰めて!」というアドバイスを思い出し、ドスファングをクロスしたホワイトグレンオーから弐天を射出、そのまま抱えていたラフルルラブにチェンジ!
返しのターンに再度新世壊を貼りなおされるも、こっちには2枚目の弐天があり、もう一度新世壊を破壊!勝負あり!
なんとか鬼門の初戦を突破!幸先イイスタートでした。
二戦目 赤単速攻
とりあえず勝ち星を重ねたいところだったが、練習でなかなか勝つことができなかった赤単ととうとうここで対戦。ここかぁ……。
初手は事故気味ではなかったが、一応の対策カードであるミクセルが引けず、パワーでゴリ押すためのカードも引くことができず、ノートリ貫通で一敗。
相手がクロスギアの事を何も知らなかったっぽいからチャンスだと思いましたが、相手のパワーの方が強かったです。赤単恐るべし。自分が使うときばっか雑魚デッキになるな。
二戦目の時もお土産を渡しており、大戦終了後相手の友達が「どうだった~」と集まってきたところ「この人鹿児島からだって!」と紹介してもらえました。お友達さんも「マジですか?」「頑張りますね!?」と驚いていました。良い人で戦った後も気持ちよく去ることができました。
まさかこのお土産作戦がこの後とんでもない効果をもたらすとはこの時気づいていないのでした……。
三戦目 赤緑アポロ
(やば……もう負けられないな……)
この時点で全勝上がりの目が消えている状態。対戦前に友人の土亀さんから「ここで負けたらドロップも視野ですよ!気を付けて!」と言われており、負けられない戦い、ここで来るの早すぎだろ~と緊張が全身を駆け巡りましたが、(この雰囲気に吞まれちゃいかんだろ。)「こ、これ鹿児島からのお土産です!」と今回も同じようにお土産を渡す。対戦前にコミュニケーションの先手を取ることに成功。
蓋を開けたら相手は1ターン目にストリエ雷鬼……。
アポロやんけ~
当たってしまったものはしょうがない。幸いこっちが先行。3ターン目に武者からドスファングを着地!そこから弐天が降ってきたことにより進化元の排除に成功!これで少なくとも3キルの戦は消えた!!
その後当然相手は動くことができないためそのまま走って勝利!!!
「よかった~……」
なんとかヤバデッキのアポロを倒して2-1
まだ戦える!
4戦目 赤緑アポロ
「またかよ!!!」
また突然死を警戒しながら戦わないといけないのかと思っていたら……
相手「うわ~だめだ~なんだこれぇ~」
相手の様子がおかしい。
三戦目のようにスムーズにターンは流れず、打って変わって今回は2ターンアクション無し。
(だったら普通に走るか)
と武者と弐天を出したら……。
相手「うわあああもうおわりだぁぁぁ」
(なら雑に走っても勝てるな)
相手は事故っているのか知らないけどもう顔に「受け札採用してないです」と書いていたのでそのまま轢いて勝利。なんでリアクションを抑えて「受け札ありますよ」みたいな表情で構えていなかったのだろうか。プレイが歪んでワンチャンあったかもしれないのに……。
3-1
5戦目 青黒サガ
事前メタゲーム予想でシェア率ナンバー1と言われていたボケナスデッキ「青黒サガ」。
当たったらどうしようもないと言われていましたが、一応サガも倒せるように練習はしており、そろそろ当たるかなあと思っていたら……。
相手「ローレンツタイフーン埋めて終了」
ここかよ。
ここで勝てれば楽になるから勝ちたいってトコだったのに、よりにもよって当たるのここかよ~~。
ただ、ここで3ターンでサガが来ずにこっちにターンが帰ってくれば勝機は全然ある!と思っていましたが……
相手「もちろん(サガ)持ってますよ」
3-2
はい次
6戦目 4c邪王門
今度こそ後が無い闘いに。
これまで戦ってきて、サガ赤単以外は問題なく戦えて来たので、負ける気はしなかった。しかし緊張は半端なかった。
ここで自分を救ってくれたのがお土産で配っていたボンタンアメである。
最初は「イベント事だし、友達増えたらいいなあ」くらいで考えていましたが、緊張が伴う大型大会、相手のペースに呑まれたらお仕舞の場面で「お土産を渡す」というルーティンが「この鹿児島から来たクソガキからお土産を受け取った」という事実を相手に植え付け、こちらも「対戦前に同じルーティンを踏んでこっちの土俵を作ることができた」という心の余裕の中で戦うことができたため、効果てきめんでした。
お陰でこの試合はとても状況判断がうまくできました。相手もマナゾーンに黒を落とすことが出来ず、もたついている間にこちらがラフラブを絡め走り切り勝利!
次落としても勝ち越しを確定させ首の皮一枚繋ぐことができました。
4-2
幕間
首の皮一枚つながったとことで一旦休憩。
鞄に忍ばせておいた一本満足バーを食べることに。
俺は草彅剛になるぞ。
ジャンプフェスタに行ったであろう緑谷出久推しのお姉さんと休憩中のDMPの間に座り、無心で頬張った。この時点で血糖値が足りていないのかものすごい頭痛に見舞われていた。もうこの痛みは大会が終わるまでアドレナリンでなんとかしていた。だって水分摂っても栄養摂ってもどうしようもないもん。
ふと横を見ると、通路で焼きそばを啜っている連中が……。
おいしそ~
だが、まだまだ戦いは終わらない。なぜなら草彅剛だから。
美味い飯は決戦が終わってからだ!!!!
7戦目 サムライミラー
この試合、この超CSの中でも一番記憶に残っているし、人生の中でも勝てて一番喜んだ試合だったと思います。
後攻で迎えた7戦目。相手のマナに置かれたマッハアーマーを見て絶望。
「ミラーかよ……」
サガやアポロより警戒していたのがこの「サムライミラー」でした。
こちらは発売前からサムライを回しているからよかったのですが、唯一練習できなかったのがこの「サムライミラー」でした。だってそもそも対戦相手もいないし、サムライ関係なく自分は「ミラー対戦」そのものを苦手としていたため、ここからどうしようと頭を抱えました。
が、逆にこっちは自分の動きをするだけだと、マナを置いてターンを渡す。
すると相手は2ターン目初動を出すことなく終了。
あれ?と思うもこちらは初動を引けていたためアシスターコッピを出して終了。
相手の3ターン目、さすがに相手も初動に「クルッチ」を召喚しターンを渡す。
(勝負はこのターンだ)
本能的にそう思いました。軽減を使い3マナで武者ドラゴンを召喚し、サムライ流ジェネレートでザンゲキマッハアーマーを出し、武者の効果でクルッチを破壊し終了。
相手も引きが弱いのか今度も何もせず終了。
5ターン目、弐天を出すも今度はこっちも後続がない。武者ドラゴンにザンゲキマッハアーマーをクロスしターンを返して終了。
返しのターン、流石に相手も武者を出し、こっちの武者ドラゴンを破壊しようとするが、マッハアーマーのクロス時の効果+2000のお陰でアシスターコッピだけ焼かれてターンが帰る……。
が、こっちの手札も後続がホワイトグレンオーのみ……。
相手の盾は4枚……。
「もう、サムライになるしかない!」
ホワイトグレンオーを召喚し、もう殴りに行くしかない!
武者で2点!トリガーなし!
弐天で2点!ここもなし!!
と い う こ と は ?
「アタックは?」
ホワイトグレンオーを静かにタップし攻撃宣言。
「……通ります!」
「よっしゃああああああ!!!!!!」
完 走 確 定 !
途端にあふれ出す涙。
だって、サムライへの知見は誰にも負けないって心意気で来て、ここで負けたら終わりってところでミラーと当たって、猶更負けられないんだもん!ここ一番緊張したんだもん!!!
5-2 完走確定!!!
対戦相手と硬い握手を交わし、いざ最終戦へ!
最終戦 青黒サガ
勝っても負けても最終戦。ここで勝てたらオポ次第だけど予選上がり。負けたら予選落ち確定。
坂本「確定だってw」
吉川「ちょっと黙っててください」
相手のプレマをチラッと見る。
某青髪の歌が上手い企業Vtuber……。
よし〇す。
同業者はここで潰さなければいけない。デュエマが上手いVtuberは私だ。ポッと出のタレントごときに看板を奪われちゃたまんないんだよ。
でも、こういう女が好きな人ってサガ握ってそうだよなあ……。色といいコンテンツといいループやコントロールが好きそうだもん。
とは失礼なことを考えていたら最終戦のゴングが鳴った。こっちは後攻。相手のマナに置かれたのはローレンツタイフーン……。
なんで的中するんだよ。
だが、相手はループパーツが足りないのか3キルできずに終了。
こっちは初動を出しており、手札にはドスファング。あとは上から武者ドラゴンを引けたらワンチャンある!
そして、このドローが、今後何度も夢に出て、日常生活のどの場面でもフラッシュバックするドローとなりました。
引いたカードは、アシスター・コッピ……。
そのまま相手にターンが渡り、無限にラッキーナンバーを撃たれ、何もできずに敗北。
最終成績 5-3 389位でフィニッシュ。
あそこで武者ドラゴンが引けたら……。今でもそう考えてしまいます。
勝てた保障なんてないけど、目の前まで来ていた大型大会での入賞。練習ではどうにもならない部分とはいえ、逃してしまったのはとてもとても悔しかったです。
③予選終了後
予選終了後は一旦休憩した後、ハチ公ワンショットでひたすらガンスリンガーを回りました。
赤単やアポロより使い勝手よかったし、アポロからスマッポン踏ませて返したり、逆にGJで1捲ってひっくり返されたりとエンジョイデュエマをできました。
その他にも午後茶さんやサイドバッシャーさん、DKBTさんとシールド戦で遊んだりと楽しい時間を過ごすことができました。
そして大会終了後、土亀さんに誘われて宮崎、鹿児島勢の皆さんとトンカツ屋さんで夕食を取りました。
出された味噌汁を一口啜ると、その美味さたるや……。
「染みる~。めっちゃうまい……」
思えば朝に鶏飯を食べてから大会終了までに口に入れたものといえば、水分とラムネと、非常用に買った一本満足バーくらい。
食べているうちに頭痛も取れ、すっかり回復することができました。
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そして帰りはユウジさん、土亀さん、とあるさん、ARRさんの鹿児島勢一団ではしゃぎながら会場を後に。いい思い出になりました。
最高の夏の思い出。
コロナが5類に引き下げになり、制限も緩和された初めての夏休み(夏休みじゃなかったけど)。そもそも遠出自体が久しぶりで、大阪に行けたこと自体がとても楽しく、大阪に行くまでにすったもんだあったり、着いたら着いたで新大阪で迷ったりとドタバタありましたが、本当に久しぶりに楽しい夏を過ごすことが出来た気がします。そして、予選落ちとはなりましたが、予選完走できたことが一DMPとして自身がつきましたし、イベント自体もとても楽しかったです。
また行きたいし、今度こそ入賞したいと思います。
デュエマ、楽しすぎる。これからもデュエマに向き合って行きたいと思います。
恐怖!初めての超CS
~完~